ふぐの子ぬか漬け

¥530

石川県の一部地域に受け継がれ、石川県だけに許された奇跡の逸品。
ふぐの卵巣には猛毒が含まれており、人の健康を損なうおそれがある部位として規制されています。「ふぐの子糠漬け」は、この卵巣を3年ほどかけて塩漬けとぬか漬けにし、毒を抜いて食べるという郷土料理のひとつ。毒のかたまりが極上の珍味に変身するのですから、なんとも不思議な食べ物です。 先人がどうやってこの方法を見つけたかは定かではありませんが、どうやら発酵中に微生物が毒を分解すると考えられているよう。ただし、解毒のメカニズムが科学的に解明されていないため、伝統的な製法が頑なに守られています。
タラコのような魚卵特有のプチプチした食感にチーズのような濃厚さ、発酵食品ならではの奥深いコクがあって、もう1枚、さらに1枚とあとを引くおいしさです。